ピアノを始めるかどうか
昨日に引き続き、子供の学びについて。
長女はピアノに興味を持っていて、家にあるおもちゃのキーボードをよく触っているし、義実家にあるピアノも好きで演奏したがっているので、土曜日にピアノ教室に通おうかという話になっています。
いま我が家は賃貸住宅なので、現実的にピアノを置けるかという問題があるのですが、夫ピアノを習わせたいと言っています。
シンプルに、本人が興味があるし、弾けたら楽しいだろから。という理由です。
私は、自分自身がピアノを習っていた経験からか、あれこれ心配してしまって素直に賛成できずにいます。
まず、レッスンを受けても日々練習しなければ意味がないと考えてしまいます。
毎日練習する習慣をつけることが難しいということも経験上わかっている。だから、家にピアノをどう用意するか、保育園に通いながら一日のどこで練習するか(朝か夜しかできないですよね)という問題がクリアにならなければだめだと考えます。
あと、一人でやるクラシックピアノより、他の楽器や歌などと合わせて楽しむもののほうが楽しいし応用が利くのではないかと考えてしまいます。
もちろん、音楽の基礎としてピアノを極めればいろいろなジャンル・楽器に応用できるとは思うのですが、まずは音に親しむ、人と合わせて演奏する楽しさを知るほうがいいのではないかと。だから、ピアノよりヤ○ハ音楽教室みたいなのとかエレクトーンに通うほうがいいような気がしてしまいますし、今は保育園でリトミックのクラスが週2回くらいあるのでそれで十分な気がします。
こういう考えに至っている背景にも、やはり私自身の経験があります。
私は5歳~12歳までピアノを習っていました。当時、女の子の習い事の定番という感じだったと思いますが。叔母が音大出で自宅(私の祖父母宅)でピアノ教室を開いていたので、そこに通っていました。
よくある、バイエルから始まるクラシックピアノです。1回30-40分のレッスンの中でピアノの他ソルフェージュ、聴音もやっていました。
叔母が先生だったということもあり、甘えていたのか、あまり練習はちゃんとやっていませんでした。。レッスン前とか発表会前に集中してやって、毎日少しずつはなかなかできなかったです。
それでもまあ、人並みのペースで弾けるようになったと思います。やっていたおかげで、音楽の基礎的なことはわかりますし、譜面が読めたり、オンチでもないですし、大人になってからよかったと感じることはあります。
学校の音楽の授業でも困ったこともなかったですし、合奏のピアノ伴奏とかやったことも。
ただ、クラシックピアノって基本一人でやるものなので、大学で音楽サークルにはいってバンドをやったりしたときに、いまいち応用が利かなかったという経験もあります。
曲を聴いてコードがわかるとか、譜面のないものを自由に演奏する みたいなことはやってこなかったので。
音楽は好きだけど、教わったピアノの延長上に、普段聴いている歌謡曲や海外の音楽があるというイメージがいまいちできなかったんですね。
そんなこんなで、やっぱ親の主観を取り除くのってめちゃめちゃ難しいなと。。
まだ習い始めてもいないのに。
通うのは私じゃなくて娘なのに。
私が大人になった時まで勝手に先回りして勝手に心配しちゃってる。
あーダメだダメだ。
今の時点で、娘がどの時点でどのように音楽を学ぶことになるのかわからないのですが、何をやるにしろ、「音楽って楽しい」とか、「練習すればいろんな演奏ができてもっと楽しい!」ということを体感してもらいたいなと思います。
そのためには、ライブとか、生の音楽が楽しめる場にどんどん足を運ぶことかなあ・・・。
それから私たち親自身がもっと楽しむことかもしれません。子どもらの前でも遠慮せず自分の好きな音楽もっと聴こうかな。しばらく触ってない弦楽器とかも触ろうかな。
↓こういうの最高だな と思ってしまいます。
学びのことを考えれば考えるほど、
いつも「がっつり遊んで楽しむのがいちばん」みたいな結論に至る気がします。