アドラー式 しない子育て
長女に怒る自分に本当に嫌気がさし、12月12日に買って一気に読了したのがこの本です。
きっかけは、夏に買ったコドモエにこのテーマの特集記事が載っていたこと。
あと、以前からアドラー心理学には共感する部分が多く
アドラー博士が教える 子どもの「がまんできる心」を引きだす本―小さなきっかけから、自信とやる気がみるみる育つヒント
も長女が1歳前後のころ気になって読了してましたし、
ベストセラー「嫌われる勇気」と続編「幸せになる勇気」も過去に読了してます。
「しない」こととして
・怒らない
・ほめない
・助けない
・比べない
が挙げられています。
この本は実際悩みを抱えているお母さんとの対話で解決策を見出す形になっているので参考になります。
実際、相談後どうしたかも書かれていてよいです。私も相談する会があったら参加してみたいなと思ってしまいます。
書いてあることはとても納得、ただ徹底して実践が難しい というのが正直な感想です。
それくらい日常的に怒ったり干渉したりしてしまっているなあと。
「しない」ことの根底にあるのは
・子どもと親を別個の人間だとして考える
・子供扱いしない 対等な関係
・子供の課題と自分の課題をしっかり区別する
など、嫌われる勇気はじめ他のアドラーに書かれている基本の考え方で。 これが実践できる人間に成長できたら理想的な生き方だよな、とやはり私は思います。
自分自身に対してもまだちゃんとできていないことを、子どもに対してできるわけないよね…
と感じてしまいますが、
それは裏を返せば 「しない子育て」が実践できた時には、「嫌われる勇気」も実践できていることになるということで。
じゃあやっぱそれを目指すのが私にとっても子どもにとってもいいのでは?
という結論に至り
読み終えてから早速、できることを考えて実践してみています。
私が怒ることが多いのは朝の登園時と夜寝る前です。それ以外の時間帯には激しく怒ることはほとんどありません。
「保育園に遅刻しないようにしなきゃ」
「送って帰ったらすぐに掃除と洗濯しなきゃ」
「遅刻したら先生方や他の保護者の前で恥ずかしい」
「私の育休中の今ですらこんなに支度に時間がかかるのに、復職後はどうなるんだろう?」
「寝る時間が22時過ぎるなんて遅すぎる」
…などといった自分の不安を子どもにまき散らしていることを痛感。課題の分離ができてないんですよね。で「かわいそうな自分」を子どもに向けてアピールしてしまっている。
あと、感情的に叱ることを避けるために、脅したりネガティヴな言葉をかけて従わせようとする(≒支配しようとしている)ことも増えていると反省。
×「そんなことしてたら遅れちゃう」
×「~しないと鬼(お化け、雷)が来るよ」
×「遅れる人嫌い」
×「~しないと~してあげない(おやつあげる、絵本読む、テレビ見せるなど)」
子どもに選択肢を与えて選んでもらうように というアドバイスが載っていましたが、
本当にどのような選択肢を用意するかはなかなか頭使います。
けれど、良い選択肢が作れた時は娘も納得して応じてくれる時があるので、そういった成功体験を踏まえて試行錯誤していきたいと思います。